煉獄あたりの船旅
友達の話によると鹿児島ー沖縄航路では一番揺れない船のはずだった。
那覇から9時間半の船旅。ニシカジ(北風)が強いこの季節。ただでさえ上り(那覇から鹿児島へ)は揺れるというのに、そこにあらわれたのが季節を間違った台風ふたつ。南の海上へ逃走して熱帯低気圧になったとはいえ、海はつながっている。
朝6時半。乗船券を買ったら「条件付き」。つまり、目的の港に入れない可能性があるので、名瀬での下船を承諾しないと乗せないよということ。覚悟を決めた。
横揺れはスタビライザーで抑えられているものの、上下に揺れる揺れる。朝7時の出航から午後5時半の到着まで、船には強いはずのおれっちもさすがに便器を抱え込みそうになった。
そんな船中でもラーメンとおにぎりを食べる家族連れ。なんというか。三半規管の構造が違う。船に強い人は強い。
ふらふらになりながら1時間遅れで、なんとか目的の港に到着。名瀬に行ってたら、明日の朝に戻ってくることになってたもんね。不幸中の幸い。
揺れない船だと教えてくれた友達が車で迎えに来てくれていた。ホテルにチェックインし、そのあと牛小屋を探索。いろいろ話がはずんだ。
そのあと友達と小料理屋で食事。そして明日からは山巡り。
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