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domenica 11 novembre 2007

第88回秋の全島闘牛大会 横綱交代も微妙な内容

 ひとことでいえば、旧石川市で行われた、旧石川市域の牛のための大会といってもよいかもしれない。

 番付を見れば一目瞭然で、石川闘牛組合の牛が6頭。伊波闘牛組合の牛が2頭。8/26。つまりほぼ三分の一が石川、伊波両闘牛組合の牛。今年の春の全島闘牛大会も石川が5頭。伊波が2頭と旧石川市域の牛の全島大会への出場が多いという傾向は近年ますます高まっている。

 牛主の体調が悪かった古堅モータースが出場を回避したのは理由があることとはいえ、勢頭からは一頭も出場せず。勢頭の組合がなくなったのだろうか?。そういえば胡屋もゼロ。読谷は一頭。具志川は三頭だが、最近、西と東の両闘牛組合が一緒になったことを考えれば1.5頭ずつ。いろいろな事情はあったのだろうけれど素人目に見ても偏った印象はぬぐえない。

 もちろん「石川方面の牛が優秀であるから出場したのだ」ということなら分からないでもない。それならば、全島の名にふさわしいだろう。しかしながら、横綱を狙えるであろう評判を聞く中堅どころの期待の牛が、ほぼ出場していないという今回の取り組みをどう捉えるかだ。

 しかもC4番戦、靖士花形対クロフネはクロフネが怪我らしく不戦。正直言って、これぞという対戦が少ない今大会における期待の対戦であったので嘆息。また、その後のC3番とC2番が急に順番を急遽入れ替えたあたりの運営も分かりづらかった。

 全島大会という大会は、数ある闘牛大会の中で沖縄最高峰の大会だと思うのだが、今回の取組がその名にふさわしかったのかどうか。石川組合主催の大会なら何も文句はないのだけれど、やはり全島大会である。「これでは第88回秋の全島三分の一石川闘牛大会ではないか」という声も聞こえた。

 翌日の新報にしろタイムズにしろ、こういった事実についてはふれずいつものように盛り上がったという評に終始している。闘牛を盛り上げる目的のためであろうが、もしもこういった内容が続くことになると、沖縄闘牛そのものの存続にも関わってくるのではないかと危惧される。

 やはり全島闘牛大会は準全島や地方大会で優秀な成績をおさめた闘牛が一同に介する場所であってほしいと思うのは単なるファンの都合というものだろうか?

 石川組合からの出場が多かった前回はそれでも他の取組のバランスも良く面白いと感じた。しかしながら、今大会は初めて沖縄闘牛を見た人間であれば楽しめたとは思うが、当方が物足りなさを感じたのも事実。

 と、つらつらと書いて見たが、そこそこの内容は維持していたといえるだろう。軽量級横綱争奪戦の他にも二つほど見ていて面白い内容の取組があっただけでなく、横綱戦も大龍王が敗れたことで盛り上った。一応成功の大会だろうが、先日同じ会場で見た無料のうるま祭りの闘牛大会よりも、観客の出足も、入りもいまひとつだったのは何を現しているのだろうか。

 今後はより多くの期待の牛が各組合からどんどん出てきて、観客も増え、沖縄闘牛が盛り上がってくれることを願わずにいられない。

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