対スイス 対カタール 結果は正当だ
スイスはこんなに強かっただろうか? と、前半20分までは思っていた。まるでアルプスの万年雪みたいにソリッドな守備はここ数年当然なのだが、攻守の切り替えの速さが尋常ではない。
ハーフラインからちょっと出たあたり。そして、タッチライン際で日本ボールになると二人、三人とスイスの選手が次々と日本選手に襲い掛かる。コンパクトな守備で、攻めへの切り替えも速い。
スイス代表選手の名前と顔を確認すればコンゴやトルコ、バルカン半島など移民二世が大半。フランス以外のラテン諸国を除く西ヨーロッパに共通する移民同化が現れた結果といえるかもしれない。
しかしである。よくよく試合を見ていけば、強いスイスに対して守備はできていたし何度かチャンスも作り出していた日本。やっていることは間違いではない。
日本側はサイドからえぐることを一義としていた。
素晴らしい上下動を繰り返せる加地と駒野だけれど勇気がないのかへたくそなのかよくわからないがあいかわらずクロスに正確さがない。ご愛嬌。たぶん、W杯アジア最終予選あたりになってくるとこのふたりは別の使われ方をするのかもしれない。つまり、日本国籍のサイドの選手にはチャンスがあるということだ。
後半は、スイスの19番の一人舞台だったともいえる。
最初のPKは19番の股の間に松井が足を入れたことによって生まれた。たぶん0-0の状況ならPKではなかっただろう。松井の判定勝ち。
日本の2点目もスイスの19番が巻に振り切られた結果。身体を裏返してしまうとはマークの基本が出来ていない。巻が強かったともいえる。
三点目のPKもスイスの19番が巻に負け、タイミングがずれ引きずり倒したことが原因。
19番の名前はValon BEHRAMI。
アルバニア系でコソボ紛争を逃れスイスに移住し代表にまで上り詰めた現ラツィオ所属の選手だが、セリエAで何度か見た限り、頭に血が上りやすいタイプ。バロンドール候補に名を連ねるレベルの選手になるといわれたこともあったが、このセルフコントロールの甘さがいまひとつ剥けないといった印象になるのだろうか?
彼の欠点が今日は炸裂したという感じだろう。
スイスが両サイドバックを代え、体力が消耗していくほど、日本の攻撃が形になるようになってきた。
結果的に3-4の勝利。試合全体のパフォーマンスを考えれば正当な結果だったように感じる。
スイスの前半の2点は油断+交通事故のレベルなので問題にしなくてもいいだろう。ただし後半の3点目は首を傾げざるを得ない。矢野がマークを外したことが直接の原因だが、トリガーとしては声を出すのも厳しい時間帯ではあるが、誰をマークするかについて確認を怠ったていたのではないか。それほど安易に決められてしまった。
90分を通じ互いに確認すべき時間帯と流していい時間帯を今一度頭に叩き込むことも必要かもしれないと感じたのだった。
ただし、たぶんだが、アジア以外の大陸で日本代表がコンペティションにおいて優勝したのは初めてのことではないだろうか? スイス相手に勝利したことともに、評価しておいていいだろう。
ここまで書いて寝てしまったため、続けて五輪代表の方も。
審判がオーストラリアと聞いた時に、やりやがるのではないか。そう思ったのだった。
フットボールは欧州生まれのスポーツで、そのスポーツにオーストラリアにおいて関わる白人が、五輪世代、しかもアジアの試合でまともなフットボール的笛を吹けるわけがない。まともなフットボール的笛とはホームアドバンテージを考慮できるかどうか、ということだ。
アジアカップの時も日本のカタール戦ではオーストラリア人が笛を吹いたわけだが、やはりどこかアジアを分かっていない、かつての白豪主義的傲慢さが感じられる笛だった。
そして予定通り(?)、後半、本田が黄色を2枚もらって退場。終了までの時間が長かったことといったら。反町監督の髪も300本ぐらい抜けただろう。
それでも森島は巻的に頑張っていたし、柏木はよく動いていた。あの動かない家長が、時間帯を考えたプレーでカバーしていたことも特筆していい。もちろん守備陣は天国でてんぷらを奢ってもいいレベルだった。
と、ここで、次のアウェイのカタール戦。引分でも、なんとかなるだろうということになったわけだが、ボランチの本田が累積で出場停止となった。さて怪我で引っ込んだ梶山が間に合うか。誰と組ませるか。次は最低限勝点1の試合。ディフェンシブな中盤の重要性はサウジアラビアのアウェイ戦と同じ。おそらく一ヶ月あるのでカタールの前3人も復帰してくるのではないか。
とにかくも、ホームで勝点3は正しい結果だった。
女子の方はライブで見られなかったのでちゃんと書けない。
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