Welcome back あかりパンダ
あかりパンダが、先週帰沖。ただし闘牛としてではなく余生を送るために。今日、久しぶりに、彼に会った。
岩手県の山形村(今は久慈市)で闘牛としての余生を送っていたあかりパンダ。今年の成績は1勝2敗。その2敗も戦意がなく、牛主は闘牛としては見切りをつけざるをえなかった。つまり、つぶすということになったと。そんな連絡を受けた知人が買い戻したことで、長年暮らした土地へと戻ってきたのだった。
通常闘牛として戦わなくなった牛は屠殺される運命にあるので、今回のようなケースは非常にまれだ。闘牛を飼う人間が、ケンカができなくなった、かつて飼っていた牛を買い戻すなんてことは、まず、いや、聞いたことがない。
知人にもさまざまな理由があったことは察するに余りあるが、やはり、手塩にかけて育てあげ、沖縄で横綱をはった牛。ひとことではいえない思いがあったに違いない。
とにかくも、あかりパンダは、沖縄に戻ってきた。
さて、久しぶりのあかりパンダ。
寒いところにいたからなのか、体毛がこころなしかふさふさしたように感じる。まとまりのある巨体。大きな顔。見えなくなった右目。全体の印象はそのままなのだが、どうみても筋肉が落ちている。それだけでなく、触れるとぷよぷよとした脂肪。よくよくみると角もかなり短くなっている。素人目にも闘牛としては終わったという事実は理解できた。
それでも、一世を風靡した人気牛。
この牛小屋はぼくにとっての沖縄の新しい観光名所になった。もしかしたら、あなたにとっても。
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