内臓と以外
ネットでで使われるコトバには顕著な特徴がいくつか見える。
たとえば日本語として間違った漢字を無意識に使っているという現象。中でも、「内臓」と「以外」は、いまだ頻繁に使われているように感じる。
「内臓」の場合は、「内臓ハードディスク」といった使われ方が主。当然「内蔵ハードディスク」が日本語での一応、正しい使われ方である。
しかし、この「内臓ハードディスク」。想像するとなんだかコンピュータの中に血管や神経が走り回り、ハードディスクに胃袋のようなイメージが喚起され、20世紀末に見た近未来を体現しているかのようだ。これはこれで面白い。
一方、「以外」は、「意外」の意味で使われている。ネット掲示板などではすでに「意外」を「以外」と表記する人の方が多いのではないだろうか。
日本語学者やモンカショーからすると日本語力の低下の証左という話になるのかもしれないけれど、「意外」と「以外」を比較すると後者の方により客観的判断を加味したような雰囲気を感じる。「以外な出来事」「以外にかさばる」「以外と難しい」。全部日本語としては間違いだけれど「以外に」(笑)、納得できてしまう。自分の考え以外という意識なのだろうか。
他にもいくつかあるのだけれど、この二語はインターネット以前のパソコン通信時代から使われているので、すでに伝統ある日本語の使い方ということも逆にいえるのかもと思う。
今後もこういった推移は見守っていきたい。
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