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sabato 6 novembre 2004

むら咲きむらオールバック再び

いろいろなことがあったので、すっかり書き忘れていたのだけれど、10月31日に「読谷村むら咲きむら闘牛場」で、第30回読谷村闘牛大会が行われ、“むら咲きむらオールバック”が横綱戦で勝利した。

今年の2月の末、「読谷村むら咲きむら闘牛場」の闘牛場開きの日に観戦したのだが、その時も、この“むら咲きむらオールバック”が登場。この牛、両角が完全にうしろへ向いていて、ワリ技は無理というだけでなく、攻撃は額でつく、わたしこむといったあたりだけという、ちょっと変わった牛である。つまり、徹底した守備的戦術をとる牛で、攻撃技と速攻大好きな沖縄の闘牛好きオジイたちから人気がなかった。

その“むら咲きむらオールバック”が地元、「読谷村むら咲きむら闘牛場」の横綱戦で勝利したのだから、この10ヶ月近くの間、かなり精進したに違いない。しかし対戦時間はまたも17分余。持久戦に引き込んで勝つというあたり、なかなか体力がある牛なのかもしれない。牛主である観光スポット“むら咲きむら”の関係者もお慶びであろう。

allbanck.jpg

左の攻め込まれている牛が“むら咲きむらオールバック”。角がうしろを向いている。


ただし、この“むら咲きむらオールバック”を「好き」ということ。それは闘牛好きとして鑑みるに、個人的に問題があると自重してはいるのだけれど、なんというか、降格間際で勝点1を獲るために必死こいて1-6-2-1の徹底守備戦術のもと、引きこもりで90分を戦い、かつバカファンが多いイタリア南部のワンマンオーナーのクラブみたいな感じで注目してしまう。いや注目というかもしかしたらこのまま行くと好きになりそうで怖い…。注目…、か…。

ところで、“むら咲きむらオールバック”について、以前から疑問があるのですよ。沖縄闘牛では、牛の角の形をあらわすコトバがいくつかあるわけで、列挙すると、

トガイー:上前方に鋭く突き上がった角。沖縄で好まれる。
タッチュー:頭上に立ち上がっている角。ex.伊江島タッチュー。
カブラー:湾曲した下に向かった角。腹どりなどに有利。
ボーヌー:横にまっすぐ伸びた角。攻撃しづらいが首を振って片角でワリも。
ヒーゲー:左右非対称の角。

主だったものはこの5つなのだけれど、“むら咲きむらオールバック”の角を表現するコトバがない。“むら咲きむらオールバック”の角は斜めうしろを向いてるがまっすぐな角なのでボーヌーの類かもしれないし、型はずれということではヒーゲーかもしれないし。おそらく表現できない角ので、そこから「むら咲きむらオールバック」という名前をつけたのだろう。オールバックかあ。かっこいい?

考えてみれば牛主が観光地で闘牛に力を入れていきたいという“むら咲きむら”なので、観光客はもちろん、ちょっと変わった牛で闘牛ファンの目もひきつけようかという魂胆もあるのかもしれない。と、考えるとぼくは“むら咲きむら”の関係者に、はめられているということにもなる。やられた…、か?

しかし、なんだか今日は“むら咲きむら”という文字がいっぱいだ。

最後に、ひとつ。これだけ“むら咲きむら”と書いたのだから、今後「読谷村むら咲きむら闘牛場」での大会を見に行ったときには、何かいいことないでしょうか? 「読谷村むら咲きむら闘牛場」の“むら咲きむらオールバック”の関係者の方。

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